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すっぽんの飼育法
スッポンはとてもゆっくりと育ちます。
卵からの生まれたては小さくて、幼体のうちは皮膚が柔らかく、皮膚病や乾燥、寒さに弱いため、育てるのが難しいとされています。
ある程度、皮膚が固くなってからでないと、冬眠させないほうが良いようです。
冬になると食欲が落ちてきて、冬眠に入るのですが、幼体はあまり寒さに耐えられないので、人工飼育の場合は保温して冬越しさせます。
露地養殖の場合、冬眠は11月ごろから4月ごろまでです。
その間エサは食べないので冬眠明けは少しやせます。
出荷するサイズは体重で決まるので、出荷までに3年から4年かかるようです。
加温した水を使う飼育法では、冬眠しない分大きくなるのが早く、1年半ほどで出荷されます。
個人でスッポンを育てる場合、多頭飼いはお勧めできません。
気が荒いため、小さい時からバケツでもプラスチックの水槽でもよいので、個室が必要です。
大きくなるにつれて、水換えのしやすいプラスチックの衣装ケースなどがいいでしょう。
水位は、呼吸のため頭を上げた時に水面に出るくらいです。
そのほかに、水温を保つためのヒーター、日光浴のためのカメ用の陸場、日光浴用の照明が必要になります。
エサは、ウナギ用または鯉、カメのエサを与えるといいでしょう。
めったに会えませんが、野生の場合、生活してきた環境によりエサが違うため、魚やミミズなどの生餌が必要になります。
警戒心が強いのでなかなか食べてくれないことがあります。
エサは数種類試すといいでしょう。
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