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すっぽんが日本で食されるようになったのはいつから?

身体を冷まして滋養する食材として有名なすっぽんには、美容に効くほか、滋養強壮や疲労回復などの効果があります。
身体の組織の修復や成長、ホルモン酵素の合成などを司るリジンや、脳内ホルモンを増やして成長ホルモンの分泌を促すトリプトファンなど、有用なアミノ酸も豊富に含んでいます。
そんなすっぽん、日本で食べられるようになったのはいつ頃なのでしょうか。
中国では3千年前からメスは繁殖用、オスは食用として利用されていました。

現在では高級料理として重用されている他、漢方の材料としても使われています。
日本では記録によると縄文時代から食べられていたそうで、江戸時代に至るまで、自然治癒力を強める必須アミノ酸が豊富なすっぽんは薬としても重宝されていました。
薬膳としても重宝されるすっぽんですが、その理由としてはアミノ酸だけでなくカルシウムやマグネシウムなどのミネラル、葉酸やパントテン酸などのビタミンといった、人体にとって不可欠かつ健康を維持する元となる成分もたくさん含まれていることも挙げられます。
カルシウムは歯と骨を作ることで知られていますが、それ以外にも血液凝固や心機能、筋収縮などに影響を及ぼします。

マグネシウムは血糖値を正常化し、エネルギー代謝や血圧の調整などに働きます。
また、ビタミンの一つであるパントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちますし、同じくビタミンの一つである葉酸は赤血球の生産を助けて身体の発育を促します。

まさに万能薬とも言うべきたくさんの効果を持つすっぽんは、江戸時代以降は滋養強壮に良いという観点から、男性の食べ物としても食されるようになっています。

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