安全なものなら国産のすっぽんを

すっぽんは元々中国から伝来してきたと言われています。
豊富なエキスやアミノ酸、ミネラルなどの成分は、古代の皇帝たちの食していたと言われるほどです。
西洋医学がこれほどまでに発達するまでは、東洋医学が薬として漢方を用いていました。
高麗人参などのハーブが主流のなかでも、すっぽんは滋養をもたらし、男性の自信を回復させるとして、大人の高価な薬として愛用されてきました。

日本でも現在、すっぽんは国内の天然ものはもちろん、養殖されているものも流通しています。
そして歴史のある中国などの大陸由来のものも、輸入されています。
では、食の安全により国内産への回帰が進む中、すっぽんに関してはどうでしょうか。
まず１つ言えるのは、エサの質についてです。

野菜ではなく生き物ですから、私たちの手元にくるまでには餌が欠かせません。
安く大量に売ろうとする輸入物の場合、このエサの品質が良くない場合があるのです。
しかし、食べたものが血となり肉となる以上、やはりエサの品質などが明らかな国内製が望ましいでしょう。

また、輸入されている間に、すっぽんの身体にはストレスがかかります。
ストレスがかかったものは品質としてはやはり少々劣るのです。
より新鮮な国内産の方が、食しても味が上になる可能性が高いのです。